走っている車やアスファルトからの照り返しが眩しい季節になりました。
足元から伸びる影がどんどん濃くなっていきます。
日照時間が長くなって、これから徐々に気温が上がっていく予感がしますね。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

三和テクノの玄関はこの時季になるとサツキツツジ一色に染め上がります。
絨毯のように咲き広がる花びらの彩度は、目が眩むほどです。
花が咲いている時間が短いからこそ、時の流れを感じて特別美しく見えるのでしょうか。

小倉百人一首の撰者で、歌人でもある藤原定家は、
在原業平の紅葉を題材にした本歌「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」を取って、
こんな歌を残しています。

竜田川 いはねのつつじ 影みえて なほ水くくる 春のくれなゐ
（竜田川をくくり染めにするのは秋ばかりではない、ツツジの影が川面に映って春も紅の色に水を染めている）

春の紅、サツキツツジの圧倒的な極彩色をご堪能下さい。